親と同居している
40代子なし主婦です。
父が肺がんになり、手術してから
2ヶ月がたちました。
今回は術後の経過を、書いていきますね。
病名:左下葉 肺腺がん
進行:ステージ2B
大きさ:約4㎝
手術方法:開胸手術
入院期間:1ヶ月
自宅療養:1ヶ月経過
それをふまえた上で、読んでみてください。
肺がん手術のあと、息苦しさに
悩まされる方も多いと思います。
父の場合は、どうかというと
幸いなことに息苦しくない、そうです。
わたしは手術直後から、父に何度も
「息苦しくない?」と聞いてみましたが
いつも「息は苦しくない」と返答がかえってきます。
手術するとなったとき
父も家族も「息がしにくくなるんじゃ?」と
かなり心配だったんです。
ですが術後も
「とくに息苦しくない」と父は言います。
そこだけは良かったと
ほんとうに感謝しています。
でも…まだまだ家の中での、療養生活です。
下記のような行動をすれば
もしかしたら、息苦しいのかもしれません。
- 走る
- 急な階段をのぼる
- 重い物を持って歩く
あくまで…
- 家の中で普通の生活をして
- スーパーへ買い物へ行き
- 愛犬の散歩をする
そんな感じの行動だったら
息苦しさを感じないみたいです。
息が苦しいのは、つらいですよね。
父の場合は、普通の生活をしていれば
大丈夫みたいなので
本当にありがたいと思っています。
▽酸素濃度を測るのに、Amazonで購入

とても測りやすいです。
値段も手ごろだし買ってよかったです!
測って正常な数値を確認すると
すごく安心感があるみたいです。
父が術後に、
一番悩まされているのは、痛みです。
痛み止めの薬を、退院してからも
1日4回飲んでいます。
が…効かないみたいです。
手術直後~しばらくの間は
下記のような痛みを、うったえていました。
- 傷口周辺の引きつり
- 縄で締め付けたような圧迫感
- じっとしていても感じる不快感
これだけでも、かなり辛そうでした。
なのに…
手術後40日くらい経過したころから
上記に加えて
- あばら骨のあたりが、ズキズキ痛い
- 背中の肩甲骨あたりも、動くと痛い
というような別の痛みを、うったえるように。
日に日に良くなるどころか
退院直後よりも、ひどく苦しむようになってしまいました。
痛みには、波があります。
雨降りなど、気圧の変化で悪化し
ひどい時には、日常生活ができないほど。
父は肉体的にも精神的にも、参ってしまい
「この痛みがいつまで続くのか?」
「果たして治るのか?」
そんなことをずっと考えて
鬱っぽくなるまでに…
そんなとき、あばら骨周辺がズキズキと痛み、まったく眠れなかった夜があります。
「これじゃあ、まともに生活できない…」
そう考えた父は、翌朝に病院へ電話し
緊急に診察してもらいました。
先生によると
「骨が痛いわけじゃなく、手術のときに損傷した、肋間神経が痛いんです。」とのこと。
正式には『開胸術後疼痛症候群(PTPS)』といいます。
このPTPSは、1年以上痛みが消えないことも
少なくないそう。
肺がん手術後に、このPTPSで悩まれている患者さんが、一定数いるみたいです。
手術前の説明では、サラッと
「こんな人もいる」と先生から、言われてはいました。
でも…まさかまさか、こんなに痛みに苦しむなんて、思ってもいなかったです。
この痛みが2,3ヶ月で治まるのか?
果たして1年以上続くのか?
まったく分からない状態なので
父は肉体的、精神的ともに、疲労がひどいです。
上にも書きましたが
雨降りなど気圧の変化で、痛みは悪化します。
いちばん痛みがひどいとき
「こんなんじゃ、生きる意味がわからない」
とまで、口にするようになりました。
それほど父の場合は
あばら骨周辺と、背中が、痛むらしいのです。
あばら骨の痛いところは
温めると少しラクになるようで
『貼るカイロ』を下着の上から、貼り付けています。
見ている家族も、かなりつらいです。
ずっと父のそばにいる母も、疲労感がすごいです。
つい最近ですが10日間ほど
いちばん痛みがひどい時期がありました。
あまりに辛いので
「ペインクリニックを受診」しようと、家族で相談していたんです。
※ペインクリニック
痛みの診断・治療を専門に行う科
ですが、ほんの数日前ぐらいから
動けないほどの痛みは、出なくなってきました。
なので…また外来診療があるので
その時に先生に聞いてから
ペインクリニックのことはあらためて
考えようと思っているみたいです。
手術した先生から『痛み対策』として
おすすめされたものを、紹介しますね。
どれもドラッグストアで、買えるものです。
🍀カイロ
父がいちばん効果を感じたのは、貼るカイロ。
温めると痛みが、少し薄らぐと言っています。
▽低温タイプ
あったかいほど、効果を感じるらしいです。
その反面、低温やけどしやすいですよね。
その場合は「低温タイプ」のほうが
いいかもしれません。
カイロは季節商品なので
これからの時期、売ってないことも。
ネットでは、年中かまわず買えますね。
ありがたいです。
🍀肩こり用塗り薬
消炎鎮痛剤が入っています。
劇的に痛みが薄らぐ・・・
とはいかないみたいです💧
でもよく塗っています。心理的に違うのかな?
※下の商品だけは
先生に聞いたものじゃないです。
🍀チタンテープ
父の場合は、背中の違和感に貼っています。
カイロと違って薄いので
ソファの背もたれに寄りかかっても、邪魔にならないところが◎
このシール、私も母も試してみました!
肩や首、押したら気持ちよいところに貼ると
たしかにスッキリ。
不思議ですねぇ
いまや家族で愛用中♬
父いわく…カイロの方が
効き目はあるらしいのですが💧
ここまで読んでいただき
ありがとうございます。
術後の痛みに、こんなに苦しむ父を見るとは
思いもよらなかったです。
肺がんに限らず、心臓病などで開胸手術をされたかたにも、『開胸術後疼痛症候群』はあるみたいですね。
手術するメリット、後遺症のデメリット。
「もっとよく考えて決断すればよかった。」
手術後、父の口から何度も出た言葉です。
そんなこと言っても
もう切ってしまったんです。
過去には戻れません。
手術したからこそ
肺がん部分は、切除できたんです。
後は少しでも、痛みがマシになるよう
体操など、出来る範囲でリハビリして、やっていくしかないんですよね…
父から、何度も何度も
「この痛みは、なった本人しか分からない」
と言われました。
その度になんとも言えない
気持ちになりました。
本人が一番つらいですが
家族もやっぱりつらいですよ。
母も私も、体調をくずしました。
痛みは体だけじゃなく
精神面も、それ以上にやられます。
精神的なサポートを、してくれるところがあったらなぁ。
今回のことで、幾度となく思いました。
しっかしお医者さんは、体しか診ていませんね。
こころがあるんだよ…体の真ん中に。
メンタルクリニックに行ったら、抗不安薬などを処方されるので、父にはすすめませんでした。
それでは、今回はこの辺りで終わりますね。
また折を見て、術後の日常生活のことも書きます。
やっぱり元気な時とは、変わりました…
最後になりましたが
読んで下さっているかたの健康を願っています🍀
リハビリもかねて、掃除している父
痛いからと言って動かないと
余計に痛みが長引くようです。
なので動けるときは
こうやって家事をしています!
さいごに、がん関連の本を紹介します。
上の2冊は実際に読んで、とても参考になった本です。
色々と読んでみて、ご自身に一番しっくりくる治療法を探してみてください。
▽標準治療、反対派▽
著者、世古口先生はYouTubeもされていますよ
『心の在り方』が何より重要だと私も感じます
▽標準治療、反対派▽
この本を読んで、医療とは…と
考えさせられました。
知れてよかったです。
▽標準治療、賛成派▽
Amazonにて評判が高かったです
▽Amazonでベストセラー▽
母に頼まれて、先ほど注文しました!
これからじっくり読みます。
◆第一弾はこちら

◆第二弾はこちら
