毎年境内いっぱいの桜で目を楽しませてくれる、お寺があります。
車で通りすがりに目をやると、赤く色づいた葉、葉、葉。
桜もこんなに綺麗に色づくのです。
でも駐車場には一台の車もみあたらず、境内もご覧の通り閑散とした有り様。
近隣では桜で有名なお寺です。
紅葉の季節に訪れようとは、思いもよらないのでしょうか?
静寂に包まれた空間に、”はらはら”と舞い落ちる木の葉。
風に吹かれて、ひらひらと舞っています。
着地した地面の先は、まるで葉っぱのカーペット。
紅葉で有名なお寺も素敵。
でも静かに自分と向き合える、こんな近くのお寺も素敵。
ほんの少しの間だったけど、贅沢な時をありがとうございました。
名残惜しいけど、さあ元の世界へ。
門から出て振り返ると、この光景。
今年もあと少し。
今度訪れるのは、新年のお参りのときかな。
その時には葉っぱは散って、寂しくなっているんでしょうね。
でも、また4月になれば満開の桜に出会えます。
人生も満開の時、紅葉の時、散ってしまった時、色々とあります。
生きていれば。
それでもまた時は巡り、花を咲かせると信じたいです。